伸び悩む生徒こそ伸ばす、

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祝詞

2018/03/27(火)

3月12日、個人教育会グループ「教育サポート高等学院」の生徒が、無事卒業式を終え、輝かしい未来へはばたきました。その際、こんな祝詞を贈りました。

 

「当たり前」 こんな素晴らしいことを、みんなはなぜ喜ばないのでしょう。

 行きたいところへ自分で歩いて行ける。手を伸ばせば何でも取れる。音が聞こえて声が出る。こんな幸せはあるでしょうか? しかし、誰もそれを喜ばない。当たり前だ、と笑って済ます。食事が食べられる。夜になるとちゃんと眠れ、そしてまた、朝が来る。空気を胸いっぱいに吸える。笑える、泣ける、叫ぶこともできる。走り回れる。みんな当たり前のこと、こんな素晴らしいことを、みんなは決して喜ばない。その有難さを知っているのはそれを失くした人たちだけ。なぜでしょう。当たり前。

 

  この詩の作者は、岸和田徳洲会病院の内科医で、病魔に襲われて過酷な人生を送り、32歳の若さで亡くなった井村和清氏の作品です。 

 

「感謝」とは、「有難いと思う気持ちを表すこと。」であり、「有難い」とは、「有ることが難しい」という意味です。

私達の生活の中には、「朝、目が覚める」「おいしくご飯が食べられる」「学校に行くことができる」「友達と遊べる」といった、当たり前に起こるように思える物事があります。 

しかし、それは決して当たり前ではなく、それが続いていることに、「有難う」と感謝をしなければならないと思います。そして、有難い幸せは、自分だけの力で得られていないことも忘れてはいけません。

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