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パラリンピック

2016/09/26(月)

さて、今年もパラリンピックが閉幕しました。私が特に応援していたのは、ゴールボールの「浦田理恵」選手です。彼女を初めて知ったのは、あるテレビ番組で、盲目の浦田選手がそのハンディを感じさせずに明るく買い物をしている姿を目にした時でした。彼女は小学校教師を目指していた20歳の時、「網膜色素変性症」に罹り両眼を失明しました。そのショックで「引きこもり」状態になりましたが、両親から「自分でできることを探しなさい。」と励まされ、ゴールボールと出会ったのです。

浦田選手は、「できないことではなく、できることを数えましょう。」「マイナス志向を繰り返していては良いことなんて一つもない。」「諦めなければ、自分自身の金メダルは誰にでも取れるのです。」と常に前を向いています。「見えないことを逃げ道にせず、どこまでできるか? 自分への挑戦でもあったのです。」「自分がやろうと思って訓練すれば、やってやれないことはない。」「暗い顔をしていると人って寄ってこないですよね。私は人に助けてもらわないといけないので、『とにかく明るくしてなきゃ。』と思っていたら、自然に笑えるようになってきました。」と明るく語っていました。

浦田選手は、2006年のロンドンパラリンピックで日本初の金メダルを獲得しました。今回は準々決勝で中国に敗れ、2連覇の夢は達成できませんでしたが、「生きていたら壁には必ずぶつかる。その壁にぶち当たった時、逃げずに乗り越える。」といつも言っていた浦田選手。4年後、東京パラリンピックでは、夢を実現してくれると思います。

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